腰痛・ぎっくり腰・骨盤矯正について
ひと口に腰痛と言っても、常時腰に負担のかかる職業の方や、急性症状の「ギックリ腰」、内臓疾患からくる腰痛など、その種類は様々です。当院では、患者さまひとりひとりの症状を見極めながら、最適な施術を心掛けています。
腰痛に手術は必要なのか
人間の体重を支える最大の関節は股関節でその荷重が仙腸関節や恥骨結合に分散しそれから腰仙関節、腰椎の椎間板へと伝わっていきます。
股関節軸変位があれば当然上記の関節にストレスがかかりバランスが崩れ変位が生じ、腰椎を含めた脊柱に側弯が起こりレントゲン等の画像上でヘルニア様の所見が出るのです。
ですから問題は腰椎の側弯より股関節を第一に調整するべきなので、次に仙腸関節や恥骨結合なのです。
腰椎のヘルニア(側弯)は、例えれば瓦や屋根に原因があり雨漏りしているのに床に滴り落ちる雨水を一生懸命ふき取るだけでは根本的な解決にはなりません。
ですからヘルニアの手術をしても結果が思わしくないケースが多いのです。
下肢の痛みや座骨神経痛、脊柱管狭窄症についても股関節、仙腸関節、恥骨結合を中心とした施術で多くの場合解決します。
腰痛についての分類
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症 状 |
分 類 |
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急性症状 |
(1)急性筋肉性腰痛症(ぎっくり腰) |
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慢性症状 |
(1)腰椎椎間板ヘルニア (2)変形性脊椎症 (3)腰椎分離症 (4)腰椎分離すべり症 (5)腰部脊柱管狭窄症 (6)骨粗鬆症など |
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腫瘍や細菌によるもの |
(1)脊椎腫瘍 (2)脊椎カリエス (3)化膿性脊椎炎など |
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腰痛以外の疾患によるもの |
(1)婦人科系疾患 (2)内科系疾患 (3)泌尿器科系疾患など |
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精神的なもの |
(1)心身症 (2)うつ病など |
突然、急に襲い掛かる腰痛として急性筋肉性腰痛症(ギックリ腰)が有ります。重いものを持つ動作や、洗面やクシャミ等のささいな動作で発症する場合もあります。
症状は、痛みのためにその場で動けなくなることもあれば、時間の経過とともに痛みが増悪する場合もあります。
慢性症状としては、椎間板内の髄核が脱出し脊柱管内の神経を圧迫する腰椎椎間板ヘルニアがあります。症状は、腰痛と片側性の下肢痛(坐骨神経痛)で神経麻痺を伴う場合があります。
又、痛みのために疼痛性の側彎(側湾・そくわん)を起こす場合が有ります。
腰椎分離症は、腰椎の椎骨の後方部分の椎弓が断裂し、関節突起が前後に分裂してしまう状態で10才代から20才代前半に多く、原因は激しいスポーツによる疲労骨折です。
又、若いころに分離した椎弓が中高年になって骨が前方に滑った状態を、「腰椎分離すべり症」と云います。
脊柱の変性のために脊柱管が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫されて、腰痛や下肢の神経症状が出現するのが腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)です。
特徴として間欠性跛行(かんけつせい・はこう)があります。歩行により腰痛や下肢痛が増強しますが、しばらく前屈みの姿勢をとり、さらに、腰をおろしてしゃがみこむと楽になり、また歩けるようになります。これを繰り返すのです。
施術
施術の基本はまず問診や視診、触診を行い筋肉の緊張や身体の歪みを確認します。特に痛くなった原因やどの動きで痛いのかを詳しく問診します。例えば腰部椎間板ヘルニアの場合、時間がかかる場合もありますが、脱出した髄核が吸収もしくは可逆的に戻り復元され症状が改善されますし、軽度の腰痛であれば早期に改善されます。
又、出産後の腰痛や妊婦の方の腰痛も未来形整体(骨盤調整)が最適です。なぜならば患者さんの無理のない楽な姿勢で施術が可能ですし、施術そのものもやさしい手法だからかです。しかし、効果は絶大です。そういう意味ではぎっくり腰などでベッドの上で寝返りや身動きすら出来ない方も未来形整体(骨盤調整)の守備範囲といえます。



























